~国内初※1となる画像処理用OLED 照明で、さらなるソリューションの拡充へ~※1 2019 年11 月シーシーエス調べ
新ブランドとして「CCS-LT」を立ち上げ、その第一弾となる新製品「OLF-LT」シリーズを11 月6 日に発売します。
「OLF-LT」シリーズは、検査用照明では国内初となるOLED(有機EL)を光源とした照明であり、
薄く軽い形状と高い均一性に特長を持った全く新しい製品です。
「CCS-LT」ブランドのLT は、Leading Technology の略であり、先進的な技術にチャレンジし、
その技術を活用した製品をスピーディにお客様に提供することを目的として誕生しました。
当社の従来の製品開発とは異なる品質管理体系に置く事で「走りながら考える」を実現し、
急速な進化の過程にある先進技術を活用した提案を実現してまいります。
今回、「CCS-LT」ブランドの第一弾として、有機EL 照明「OLF-LT」シリーズを発売します。
OLED は、発光効率(単位面積あたりの全光束)や歩留まり、寿命などに関して、
ここ数年で劇的な進化を遂げており、ようやくマシンビジョン向けとしても
活用できるレベルの放射輝度と発光効率を実現できるようになってきたことに加え、
OLED が従来のLED と比べて高い均一性を持つこと、その構造から薄型照明が製作できることなどから、
この「OLF-LT」シリーズの開発・発売につながりました。
LED は点光源であることに対して、OLED は発光層の全面で発光する面光源であり、
この違いによって「OLF-LT」シリーズは、以下の特長を有しています。
① 薄くて軽い面照明
OLED は発光部材がほぼガラス基板の厚みだけとなるため、
非常に薄く、その結果重量も軽くすることができ、
これにより検査装置内で照明スペースの削減が可能となります。
当社で最も薄型のLED 照明LFL シリーズと比較すると、
LED 照明が厚さ6-8mm に対して「OLF-LT」シリーズは3mm 程度です。
② 明るい(輝度が高い)
OLED は、明るくするために電流を増加させると寿命が短くなる特性があります。
「OLF-LT」シリーズは、有機発光層を複数重ねた構造にすることで、
少ない電流でマシンビジョン用途に耐えうる寿命を実現し、
かつ最大8000cd/m2 の高い輝度を実現しました。
これは当社LFL シリーズと比較して約2 倍※2 の明るさです。 ※2 OLF-LT-25SW 定常発光時の測定値
③ 高い均一性
OLED は、その構造から発光面内どの地点でも明るさは同じです。
これにより、高いドーム効果と均一性が、薄くて軽い照明から得られます。
④ 発熱が少ない
LED 照明は、半導体部分が局所的に発熱するため、放熱するための工夫が必要です。
対してOLED は、発光面全体が発光するため発熱が分散され、局所的に温度が高い部分が発生しません。
また周囲への熱放射もほとんどないため、検査対象物へのダメージも最小限に抑えることが可能です。
「OLF-LT」シリーズの発売に合わせて、専用コントローラー「OC シリーズ」も同時発売いたします。
シーシーエスは今後も、お客様の「見える!」を実現するための取り組みに注力していく方針です。
▼製品概要
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