【赤外照明 3つのマル秘活用法】

2018.3.26

 

近年、カメラの普及にともなって、マシンビジョンの検査の活用範囲が、可視光の領域以外にも広がってきています。

特に赤外領域ではさまざまな活用方法が存在し、可視光とはまるで異なる結果が得られるケースもあります。

今回はそんな赤外が持つ魅力と具体的な活用方法をご紹介してまいります。

 

登場人物

SE(ソリューションエンジニア)Aくん ・・・数多くの難案件をライティング技術で解決に導く照明選定のスペシャリスト

 

営業マン Bくん・・・若さと元気とやる気だけが取り柄のフレッシュな新人営業マン

  


今回は社内実験中のA君に向かって営業のBくんが血相を変えて実験室に駆け込んできました。

いったいどうしたというのでしょう!?

 

 

営業 Bくん

「えらいこっちゃ~~!!これは大変なことになったぞーー!!」

 

SE Aくん

「なんだっ!?クレームか!?いったい何をしでかした???」

 

営業 Bくん

「ほら、これ見てくれよ!大好きなチョコ菓子のデザインが一新されて、25%も増量になってるんだ!!」

 

SE Aくん

「おお♪カカオ70%で最高だ♪♪ って、バカヤロウ!!」

 

営業 Bくん 

「悪い悪い、オフィスの置き菓子コーナーに新製品が入荷されて、あまりの嬉しさに取り乱しちゃったよ!」

 

SE Aくん

「まあ、あの置き菓子コーナーはいいよね!」

 

営業 Bくん

「だろ~!カップ焼きそばとかも100円で買えちゃうんだもんな!」

 

SE Aくん

「赤外照明に有効なワークとかが、結構置いてあるから、ありがたいよ。」

 

営業 Bくん

「えー!ワークか!? こんなところでもワーク探しか!?完全な職業病だな。。。」

 

SE Aくん

「昨日もコンビニに入って、飲料缶の底面印字眺めてニヤニヤしていたら、

店員さんにすっごく怪しそうに見られたよ。。。」

 

 

 

 

 

営業 Bくん

「それは、店員さんが正しい! そうそう、赤外といえば、最近お客さんからよく問い合わせが有るんだよ。」

 

SE Aくん

「最近は、ほんと赤外の問合せが多いなー。Bは、赤外照明の主な活用法を聞かれたら、どう答える??」

 

営業 Bくん 

「な、なんだ!?そりゃ当然知ってるぞ! ごにょごにょと、ほにゃららと、まるまるに決まってるじゃないか!」

 

SE Aくん

「ほー!、全部、モザイクが掛かってるなー(笑)!」

 

営業 Bくん

「いやーすまん!もう一度教えてくれ!!」

 

SE Aくん

「おいおい、しっかりしてくれよ~。 じゃあ、赤外照明の主な活用法を順番に言うから、チョコおごりね♪」

 

営業 Bくん

「んー、仕方ないな。でも背に腹は代えられないので、お願いします!」

 

SE Aくん 

「よろしい♪ まず、一番多い使い方としては、赤外の波長帯域の分光特性を利用した使い方ね。

CCSの照明は850nm近辺と、940nm近辺の照明が標準機として存在している。」

 

営業Bくん

「ふむふむ」

 

SE Aくん

「この波長帯域だと、例えばインクなどは、結構透過するんだ。

いま渡してくれたこのチョコのパッケージに赤外850nmの照明を照射すると・・・。」

 

営業Bくん

「おお!柄が全部消えた!! それも狙ってチョコって言ってたのか!?」

 

SE Aくん

「まあね。赤外領域の光がインクを透過して、その下地にあるアルミパッケージで反射するから

こんな風にのっぺらぼうに見えるんだ。下地の破れやピンホールを見るには最適だね!」

 

営業Bくん

「これは一番多いパターンだな。」

 

SE Aくん

「赤外光をバックライトとして使用すれば、透過率の差を利用した観察が可能だから、

可視光領域では透過しない物質で、赤外領域だと透過するワークにはインパクトも大きいね。」

 

営業Bくん

「それ以外の活用法も教えてー。」

 

SE Aくん

「他にはもっと長い波長帯域で1450nm付近になると、水分の吸収帯波長になるので、水分を含有している

物質を黒く観察することができる。水なんて墨汁のように見えるよ。白ごはんもイカ墨ごはんのように見える。」

 

営業Bくん

「それはすごいな!」

 

SE Aくん

「でも、この波長帯域を観察しようとすると一般的なCCDやCMOSセンサのカメラじゃだめで、InGaAsセンサ

などの特殊なセンサが必要なので、カメラは高価なものになるので、気をつけよう。」

 

営業Bくん

「はい。了解!」

 

SE Aくん 

「ただしこのInGaAsカメラも、2550nmあたりの波長にまで感度を持つカメラも最近はたくさん出てきていて、

CCSも先日、その波長に対応した近赤外ランプを発売したばかりなんだ。これからますます用途は増えてくるだろうね。」

 

営業Bくん

「検査可能な波長帯域が増えると、それだけ可能性もアップするな!」

 

SE Aくん

「それ以外にちょっと違う目的で赤外を活用する事例もあるぞ。それが、外乱光を防止するという使い方だ。」

 

営業Bくん

「可視光の領域でも外乱光カットはフィルタ使ってやってるけど、それとどう違うの??」

 

SE Aくん

「基本的にはフィルタを使うという点は変わらないんだけど、可視光カットフィルタを使用して可視光全域の

外乱光をカットすることができるから、より効果的に働くケースもある。」

 

 

■ワーク

■フィルタなし

室内照明などの外乱光の影響によって、安定した検査が困難。
室内照明などの外乱光の影響によって、安定した検査が困難。

■可視光カットフィルタ使用

外乱光の影響がなくなり、印刷部分のみを観察することが可能。
外乱光の影響がなくなり、印刷部分のみを観察することが可能。

 

 

 

営業Bくん

「いや~、勉強になったなー! 赤外照明の可能性に、ますます惚れ込んだよ!」

 

SE Aくん

「はい。じゃあ、今日の授業料として、追加でカップラーメンもよろしくね♪」

 

営業Bくん

「ぬおー!!!置き菓子の販売戦略、恐るべしっ!!!おかげで財布がスッカラカンだぁ~!!!」

 

 


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